編集・投稿規定


 

編集・投稿規定

1. 心の諸問題考究会の機関誌は「心の諸問題論叢」(英語名:Mind/Soul Interfaces)と称する。本誌の発行は当面、科学技術振興事業団の科学技術情報発信・流通総合システム(J-STAGE)を利用する。

 発行は各年度ごとに1巻とし、数号に分けて編集することができる。

2. 本誌は心をめぐる諸問題の研究成果を、既成の分野別や学会組織に捉われず公表する場を提供し、かつ相互評価の活発化を促すことを目的とする。心理学、哲学、精神医学、宗教学、人類学、民俗学、社会学、歴史学、生物学、物理学、情報科学、人間工学その他の分野にわたる研究論文と、論文や単行本を論評する批評論文、各分野の動向を紹介・論評する展望論文などを掲載する。

3. 本誌への投稿者は個人でなければならないが、その他は投稿資格に制限を設けない。(ただし、第19条に当たる者を除く。)

4. 本誌に投稿する者(これを投稿者と言う)は、投稿と同時に所定の投稿料を支払わなければならない。(金額は附則で定める。)

 また、本紙に投稿する者は、当該論文について著作者に属する財産権のうち、複製権と公衆送信権とを本会に譲渡しなければならない。論文の公開にあたり本会がこれらの権利を行使できるようにする措置で、著者はこれらの権利を引き続き所持する。ただしいかなる場合でも、『心の諸問題論叢』への掲載論文として開示する際には本誌に掲載した形態を、編集上の註記を含め保持しなければならない。

5. 投稿者は本会に対し、連絡のための電子メールアドレス、電話番号、住所を開示しなければならない。

6. 本誌に投稿された論文(これを投稿論文と言う)を本誌に掲載する際には、原則として、運営委員による査読論文を添えるものとする。(詳細は第9条に規定)

7. 投稿論文が過去に他の雑誌等に投稿され審査を受けている場合には、投稿者はその審査所見およびこれに対する投稿者の見解を、論文の末尾に表示することができる。

8. 投稿論文は、次の各号の一に該当すると認められるものを除き、すべて掲載することを原則とする。

(1)本誌の目的に添わないと認められる内容の原稿

(2)以前に本誌に投稿されたものと同一内容かつ同一言語と認められる原稿

(3)他の雑誌などにすでに掲載された原稿

ただし、本誌に再掲載する意義があると認められるものについてはこの限りではない。

(4)特定の団体や個人ないし思想、信条、宗教などの非学術的な宣伝

(5)特定の団体や個人ないし思想、信条、宗教などに対する根拠の無い誹謗中傷

(6)営利目的の勧誘その他、学術雑誌にふさわしくない文書

(7)本規定第4-5条および第10-17条の要求を満たしていない原稿

(8)本規定の附則で定める同一人による投稿の数量制限を越える原稿

9. 投稿論文は次の手順に従って取り扱う。

(1)投稿者は、原稿をまずJ-STAGEのプレプリントサーバ”Jxiv”(https://jxiv.jst.go.jp/index.php/jxiv/)に投稿のうえ、本会宛てに氏名、国籍と住所(市町村まで)と勤務先の名前、住所を明示し、投稿の意志を通知する。通知の際、投稿者は原稿を、研究論文・批評論文・展望論文のいずれかに分類してその旨を書き添えることとする。

(2)編集長は、投稿論文が第8条の(1)から(8)に該当しないと判断された場合、投稿者に対し受理を通知する。このとき編集長は、投稿論文の分類をよりふさわしいものに改めることができる。

(3)投稿者は投稿料を支払い、編集長は投稿料の入金確認後、論文を『心の諸問題論叢』への仮掲載と見做し、本会ホームページにリンクを掲載するする。

 仮掲載期間は二ヶ月以上で、本条の(8)で定義する査読論文の仮掲載期間終了までとする。

(4)仮掲載期間中、会員と投稿者は電子メールにより論文の内容についての質疑応答を行い、その内容は本会ホームページにて公開する。

(5)投稿者は仮掲載期間終了後の一週間以内に、J-STAGE上の本誌への掲載(これを本掲載と言う)か、投稿論文の修正再投稿または撤回を願い出るものとする。(一週間以内に願い出が無ければ、本掲載を希望したものと見なす。撤回の場合でも、投稿料は返却しない。)

(6)修正再投稿された論文の仮掲載期間は二週間以上で、査読論文の仮掲載期間終了までとする。

(7)研究論文については、運営委員の中から無作為に選ばれた依嘱査読者五人と、その他に査読を希望する会員からの査読論文を受け付ける。

 研究論文以外の論文については、依嘱査読者を定めない。(査読を希望する会員が査読論文を提出できる。)

 投稿者が会員である場合には、その論文に限り、査読論文の提出資格を失う。

 締め切りは査読対象論文の仮掲載開始の一ヶ月後とする。

 査読論文は本会ホームページに仮掲載し、期間は原則として一ヶ月とする。

 査読論文は、原則として一度に限り修正することができ、修正された査読論文の仮掲載期間は二週間を目安とする。

(8)査読者は論文に +2/+1/0/-1/-2 の五段階で評定を定めたうえ、所見を述べる。これを査読論文と言い、批評論文に準ずる様式で執筆し、本会ホームページ上に公開する。投稿者は査読論文の評価に異論のある場合、批評論文の形式で反論を加えることが出来る。この反論も本会ホームページ上で公開する。

(9)選ばれた依嘱査読者は査読論文を必ず提出しなければならない。

(10)研究論文については、査読論文の提出が三件に満たない場合には、依嘱査読者を追加したうえ締め切りを一ヶ月延長する。

(11)投稿者が希望すれば、投稿論文を本掲載する。このとき本会は投稿論文に、掲載にあたっての編集上の註記を記入する。投稿者は、本掲載に先立ち、誤記や文法上の不都合の訂正など、論文の趣旨を変えない範囲での小修正を行うことができる。

(12)本掲載においては、原著論文と再掲載論文に分けたうえ、各おのについて、研究論文、批評論文、展望論文の順に、査読論文を添えて掲載する。査読論文はJ-STAGEの「電子付録」形式で添付する。投稿者による反論の批評論文があれば、これも同様に「電子付録」として添付する。

10. 本誌への投稿は、J-STAGEのプレプリントサーバ”Jxiv”への投稿を経由する。”Jxiv”への投稿は当該機関の投稿規約(https://jxiv.jst.go.jp/jxiv_docs/ja/Jxiv_submission_terms_ja.pdf)を遵守し、投稿者の責任において、本会への通知に先立ち投稿を行うものとする。

 編集長は場合に応じて、上記のほかの必要なファイルの提出を求めることができる。

 投稿者は編集長の定めるファイル作成や記述についての指示に従わなければならない。

 PDFで特殊文字、数式などを用いる場合には、フォントの埋め込み、画像化などの手法により、環境を問わず表示できるように努めるものとする。

 PDFの守秘設定は著者の裁量によるが、最低限、改変の禁止を設定することが望ましい。

11. 投稿論文の主たる記述手段として使用できる言語は、日本語、英語とする。(同一の内容を、二つの言語によって投稿することができる。その場合は、内容が同一であることを本会宛に通知し、論文に註記するものとする。)

 これに、主たる記述言語による要約と、日本語、アラビア語、英語、中国語、朝鮮語、独語、仏語、露語のうちから一つ以上の他の言語による要約、ならびに各々の要約の言語による3-50語のキーワードを添えることとする。

12. 投稿論文には、静止画像、動画像、音声ファイルを含めることができる。(ファイルの数、情報量、形式には制限がある。投稿者は編集長が指示する詳細規定に従わなければならない。)

13. 投稿論文のうち研究論文は、日本語の場合は5000字以上50000字以内、英語の場合は2000語以上20000語以内を原則とする。

 要約は日本語、朝鮮語の場合は400-600字、中国語の場合は300-500字、英語その他は150-250語を原則とする。(ただし、日本語と英語以外の言語の要約は、当分の間は編集長の指定する形式の画像で作成し、別ファイルとして送付するものとする。)

14. 投稿論文のうち研究論文以外のものは、日本語の場合は1200字以上50000字以内、英語の場合は500語以上20000語以内を原則とする。

 要約は日本語、朝鮮語の場合は100-600字、中国語の場合は100-500字、英語その他は50-250語を原則とする。(ただし、日本語と英語以外の言語の要約は、当分の間は編集長の指定する形式の画像で作成し、別ファイルとして送付するものとする。)

15. 投稿者(会員を含む)は氏名(実名)、国籍と住所(市町村まで)および勤務先を有する者はその名前と住所とを原稿に記さなければならない。これらの情報は、本誌上で公開される。

16. 他の雑誌などに発表済みの投稿論文(第8条の(3))については、投稿者は再掲載を希望する理由と、既に掲載された誌名および巻、号、該当のページ(またはURLなど)、発行年月日、発行地、発行所を記さなければならない。これらの情報は、本誌上で公開される。

17. 投稿論文の中で、患者、依頼人、被験者、被調査者など執筆者以外の個人情報を取り扱う場合には、ヘルシンキ宣言に準じ、研究対象となる個人の人権擁護、被験者に同意を得る方法の妥当性、被験者が被るかもしれない危険への十分な配慮を為さなければならない。

18. 投稿論文によって第三者が損害を被った場合、本会はその責を負わないものとする。

19. 本会の活動を妨害しまたは名誉を傷つけ、または本規定の第15-16条で指定した内容について故意に虚偽の情報を通知した者は、本会の総会の議を経て投稿資格を失う。

20. 本誌に掲載された論文を、投稿者が原型のまま、または改変して他の雑誌等に投稿し、あるいは成書に編纂することを妨げない。

ただし原型のまま、ないし内容に本質的な変更を伴わない場合には、本誌に掲載した旨を明記するものとする。

 附則:

 1. 本規定は、令和5年4月1日より発効する。

 2. 本誌への投稿料は、研究論文、批評論文、展望論文とも一編につき5,000円とする。

 ただし、本会の会員については投稿料を差し当たり無料とし、また本会からの招待など特段の事情のある場合には投稿料を免除することができる。

 また、外国人投稿者については、国の経済事情を考慮し、別枠とすることができる。

 3. 本誌の刊行は、相当量の原稿が集まり次第、速やかに行う。

 4. 本誌の使用言語は技術的問題により制約されるが、できるかぎり増やすことに努力する。

 5. 同一人による投稿の数量制限:一人の人物が一年度内に投稿できる論文の数は、研究論文と展望論文については各々三編以内、批評論文については五編以内とし、かつ総合計が八編を越えてはならない。ただし、会員については、査読論文をこれから除外する。

 

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 改訂履歴:

 1回目. 平成16年5月31日

 2回目. 令和5年4月1日

  2回目改訂項目:

  4. [註:論文の公開にあたり本会がこれらの権利を行使できるようにする措置で、著者からこれらの権利が奪われるわけではない。]

  →4. 論文の公開にあたり本会がこれらの権利を行使できるようにする措置で、著者はこれらの権利を引き続き所持する。ただしいかなる場合でも、『心の諸問題論叢』への掲載論文として開示する際には本誌に掲載した形態を、編集上の註記を含め保持しなければならない。

  9.(1)投稿者は、原稿を研究論文・批評論文・展望論文のいずれかに分類したうえで投稿する。

  → (1)投稿者は、原稿をまずJ-STAGEのプレプリントサーバ”Jxiv”(https://jxiv.jst.go.jp/index.php/jxiv/)に投稿のうえ、本会宛てに氏名、国籍と住所(市町村まで)と勤務先の名前、住所を明示し、投稿の意志を通知する。通知の際、投稿者は原稿を、研究論文・批評論文・展望論文のいずれかに分類し、その旨を書き添えることとする。

   (3)投稿者は投稿料を支払い、編集長は投稿料の入金確認後、論文を仮掲載する。

  →(3)投稿者は投稿料を支払い、編集長は投稿料の入金確認後、論文を『心の諸問題論叢』への仮掲載と見做し、本会ホームページにリンクを掲載するする。

   (4)仮掲載期間中、会員と投稿者は専用の掲示板において、論文の内容についての質疑応答を行う。

  →(4)仮掲載期間中、会員と投稿者は電子メールにより論文の内容についての質疑応答を行い、その内容は本会ホームページにて公開する。

   (7)査読論文の仮掲載期間は、原則として一ヶ月とする。

  →(7)査読論文は本会ホームページに仮掲載し、期間は原則として一ヶ月とする。

   (8)これを査読論文と言い、批評論文に準ずる様式で執筆する。

  →(8)これを査読論文と言い、批評論文に準ずる様式で執筆し、本会ホームページ上に公開する。投稿者は査読論文の評価に異論のある場合、批評論文の形式で反論を加えることが出来る。この反論も本会ホームページ上で公開する。

   (11)査読論文を添えて、投稿論文を本掲載する。

  →(11)投稿者が希望すれば、投稿論文を本掲載する。(投稿者は、本掲載に先立ち、誤記や文法上の不都合の訂正など、論文の趣旨を変えない範囲での小修正を行うことができる。)このとき査読論文はJ-STAGEの「電子付録」形式で添付する。投稿者による反論の批評論文があれば、これも同様に「電子付録」として添付する。

  10. 本誌への投稿は、PDFまたはテキストファイルで作成し、インターネット経由で所定の宛て先に送付するものとする。(事情により、これらの形式以外でも投稿を認めることがある。テキストファイルの場合には、スタイルや特殊文字の指定を正規表現で行うこと。半角片仮名と機種依存文字は用いてはならない。)

  →10. 本誌への投稿は、J-STAGEのプレプリントサーバ”Jxiv”への投稿を経由する。”Jxiv”への投稿は当該機関の投稿規約(https://jxiv.jst.go.jp/jxiv_docs/ja/Jxiv_submission_terms_ja.pdf)を遵守し、投稿者の責任において、本会への通知に先立ち投稿を行うものとする。

   附則:

  1. 本規定は、平成14年8月11日より発効する。→ 令和5年3月1日より発効する。

  2. 本誌への投稿料は、研究論文、批評論文、展望論文とも一編につき千円とする。→ 一編につき5,000円とする。